ｂｑな日常

私は友達とジョギングをしていた。


まだ夏の余韻が残る秋の夜長に

宮海から中町にかけて走って走って走りまくっていた。

静かに打ち寄せる波の音が心地良く耳に届く。


車も通らない道路の真ん中を

そよぐ風と共に駆け抜ける。




やがて視界には街の明かり・・・




ドンッ　ドンッ　キュッ　キュッ


そこは親子スポーツ体育館だ。



おそらくバスケットボールだろう


若者たちの活気に溢れた楽しそうな声が外まで鳴り響いている。


バスケ部だった私達は


懐かしい音に誘われるかのように足を止めた。



流した汗も　涙も　チームの笑顔も全て蘇ってきた。


懐かしいねと青春話に花を咲かせ



空を見上げれば綺麗な星　



思い出がたくさん詰まった大好きな酒田




心温まる気持ちを胸に



深呼吸しながら大好きな街を見渡してみた私は


ふと、あるものに目を奪われた。


こんなにもただの紙にトキメキを覚えたのは初めてだった。



つくづく素敵な街だ。


だから好きなんだ。



またあそこを訪れたい・・・


あれから1年と数ヶ月がすぎて


今私はここにいる。






荘司さん、ありがとうございます。


私たちは同志ですね。



まさかまたここで出会えるなんて・・・


一層輝きを増したように思えるのは


昼間の明るい内だからでしょうか。




いつまでもこの輝きを忘れないでいてほしい



みんなの笑顔のために。